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Google Search Console その6 セキュリティと手動による対策 / リンク

その1 Google Search Console に登録
その2 検索パフォーマンス
その3 URL 検査
その4 インデックス
その5 拡張
その6 セキュリティと手動による対策 / リンク ←(今回)
その7 その他のツール・ヘルプまとめ

セキュリティと手動による対策

左のメニュー欄、「セキュリティと手動による対策」の中にある二つの項目の内容はこうです。

手動による対策」⇒ 検索インデックスを不正な手法で操作したと疑われ、Google の担当者がそのサイトを手動で検索結果から除外した履歴

セキュリティの問題」⇒ サイトがハッキングされているなどの警告

手動による対策レポート

Google の担当者がサイト上のページを目視で審査し、検索インデックスの操作などを検知し、Google の品質に関するガイドラインに準拠していないと判断した場合、そのサイトを検索結果から除外します。
このレポートで問題が検出された場合、すぐに対策が必要ですね。

問題の一覧です。逆に言えば、このようなことをしないように(故意でなくても)気を付けなくてはいけませんね。

  • ユーザー生成スパム(掲示板等)
  • スパム行為のある無料ホスト(利用している無料のウェブ ホスティング サービス側の問題)
  • 構造化データに関する問題(構造化データに関するガイドラインに違反)
  • サイトへの不自然なリンク(過度のリンク交換)
  • サイトからの不自然なリンク(過度のリンク交換)
  • 価値のない質の低いコンテンツ
  • クローキング、不正なリダイレクト
  • 悪質なスパム(意味不明な内容の自動生成、他のサイトからのコンテンツの無断複製等)
  • 画像のクローキング
  • 隠しテキスト、キーワードの乱用
  • AMP コンテンツの不一致
  • 不正なモバイル リダイレクト

問題を修正後、このページから「審査をリクエスト」できます。再審査には 1 ~ 2 週間かかります。

セキュリティの問題レポート

サイトがハッキングされている、ユーザーに損害を与えそうな動作(フィッシング攻撃、マルウェアや望ましくないソフトウェアのインストール)が検出された場合、Google の検索結果に警告ラベルが追加されたり、ページアクセス時、ブラウザで警告ページが表示されたりします。

問題の一覧です。検出され次第、すぐに対策が必要です。

  • 不正なページ(訪問者をだまして危険な行為に誘導するコンテンツ)
  • 不正な埋め込みリソース(訪問者をだまして危険な行為に誘導する不正な広告など)
  • マルウェア
  • ハッキングのタイプ: コード インジェクション
  • ハッキングのタイプ: コンテンツ インジェクション
  • ハッキングのタイプ: URL インジェクション
  • 有害なダウンロード
  • 有害なダウンロードへのリンク
  • 不明瞭なモバイル請求
  • 一般的ではないダウンロード(Google セーフ ブラウジングにまだ認識されていないコンテンツ)

問題を修正後、このページから「審査をリクエスト」できます。再審査には 1 ~ 2 週間かかります。

リンク レポート

自分のサイトにリンクを貼っているサイト、リンクされているページなどが確認できます。
各表は 1000 行までなので、それ以上ある場合、下位は表示されません。

Google Search Console に登録後、リンク レポートが表示されるまで、数日かかります。私の場合、5日ぐらいかかりました。

スパムの可能性のあるサイトにリンクされている場合、Google による自分のサイトの評価が落ちてしまう可能性があります。
不適切なリンクを見つけた場合、リンクの否認ツールより、申請ができます。Google ヘルプの「バックリンクを否認する」に手順が示されています。

グーグルのリンク評価

Google の検索結果の順位の決定において、被リンクは最も重要な要素の一つですね。
でも、むやみやたらに被リンクを増やせばいいというわけでもないし、Google もすべてを教えてくれるわけじゃないので、SEO を考えていく上で難しい案件です。
色々読んでみたのですが、「グーグルのリンク評価20の原則」は、勉強になりました。こちらのサイトを参考にして、自分なりにまとめ直してみました。
(Google Search Console の使い方、という内容からは外れますが・・・)

一票の格差

被リンク数は多い方がいいのですが、それぞれのリンクの価値は同じではありません。

  • 人気ページ(Google の評価の高いページ)からのリンクは、価値がある
  • 初めてリンクしてくれるドメインからのリンクは、これまでリンクしてくれたことのあるところより、価値がある
  • 直接リンクされていなくても、信頼性の高いサイトからのリンクの距離が近いほど、価値がある
    (いくつか他のサイトをまたいでいる状態)
  • 外部からのリンクは、内部リンクより価値がある
    (ただし、内部リンクを充実させることで、サイト構造の面で、Google からの評価は期待できる)
  • 鮮度の高いページ(新しいページや定期的に更新されているページ)からのリンクは、鮮度の低いページからより価値がある
  • 自分のサイトに、質の高いページのリンクを貼ることは、よい影響を及ぼす可能性がある
  • スパムページからのリンクや低品質リンクは、価値を下げる
  • 自分のサイトに、スパムページのリンクを貼ることは、価値が下がる可能性がある
リンクの場所

ページの中のどの部分にリンクが貼られているのかで、リンクの価値が変わります。

  • メインコンテンツの中のリンクは、メニュー、ヘッダー、フッターの中のリンクより、価値がある
  • メインコンテンツの上部にあるリンクは、下部にあるリンクより、価値がある
  • 同じページ内に、同じ URL へのリンクが複数ある場合は、最初のリンクが評価の対象になる
関連性

リンクする側、される側のコンテンツの関連性で、リンクの価値が変わります。

  • アンカーテキスト(リンクが設定されている部分の文字列)が、コンテンツと関連性が高いほど、価値がある
  • 内容面で関連性の高いサイトからのリンクは、価値が高い
  • リンクがなくても、エンティティに関するデータをページに関連付ける場合がある
その他
  • リンクの増加率は、鮮度が高いとみなされる可能性がある
  • リンクがなくなった後も、その影響はしばらくの間残る
  • 最近の Google は、Java Script を読み込めるので、Java Script を利用したリンクも評価される
  • nofollow にしても、場合によっては、Google は価値を引き渡すことがある
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